海外で、働く。中国編②
前回は、現地での生活インフラに関する話題を中心に整理しました。
今回は普段の暮らしでのあれやこれやを。
■入国時
・執筆時点(2025年3月)では30日短期入境はビザ無し渡航が可能ですが、従来はMビザの発給が必要でした。
・Mビザ発給は受入先企業が手続きします。こちらは6ヶ月以上有効なパスポートがあればOK。
・日本人は、航空機内でイミグレカードの記入が必須。
・Mビザで入境した後に改めてZビザ(就労ビザ)を取得する手続きを行いました。地元警察と病院と入国管理局をたらい回しにされます(笑)
ここの手続き順序も会社の状況によってまちまちでしょうね。

■ネット環境
・国策のファイヤーウォール(金盾)は、噂通りに強力でした。西側のプラットフォームは全滅、つながりません。
・Microsoft365関係は問題なく使えます。日によって、通信が重たい日がある程度。
・日本で使っているスマホやPCを現地で使う場合、出国前にVPNを設定していくことになります。
・無料のアプリ(VPNネコが有名のようです?)もありますが、仕事で使う身としてはちょっと心配、、、
・よって、有料サービス( https://1coin.best/ )を使いました

■現地でのくらし
・東莞では英語が通じる人はほぼいませんでした。そもそも英語教育を受けていない様子。街中ではベトナムの方が英語は通じますね。
・よって、こちらの語彙が増えるまでは、「指差し、身振り手振り、謝謝(シエシエ)、不是(ブゥスゥ=NO、違う)」で戦います。
・幸い、多くの飲食店ではスマホオーダーが出来るので、直ちに詰むことは無いです

・繰り返しですが、現金決済は基本ありません。むしろ嫌がられます。
・そこいらじゅうに監視カメラがあります。全土で2億台あるとか?すげー。現地の方曰く、コレのおかげで平和が保たれているのだそうです。

・道行く自動車は半分位はEVです。ナンバープレートの色で判別できる。緑はEV、青は化石燃料車。
・足漕ぎ自転車は絶滅危惧種、電動バイクだらけです。足漕ぎ=レンタルサイクル、もしくは12歳以下の子供たち。
・レンタルサイクルは街中にばら撒かれています。指定エリア内ならば「どこで乗っても良い&どこで乗り捨てても良い」
世界的にはこの方式が一般的のようです。

・日本でLOOPの乗り捨てが多い、マナーが悪い、と話題になっていましたね。乗り捨てているのは世界で乗り慣れている人達なのでしょう。
むしろ決まった場所から乗り、決まった場所に返す、というのは相当にレベルの高い行為です。こんな”面倒なこと”をちゃんと守れるのが、日本人の良いところです。「利他の精神」「お天道様が見ている」という感性・概念は、他所の国にはありませんから…
つづく。