先達に、学ぶ。
大人の社会科見学シリーズ。
予てより、名古屋に上陸したなら一度は行きたい!
と考えていた場所を、
ついに訪れることが出来ました。
気付けば、初名古屋から20年近く。念願叶いました。
トヨタ産業技術記念館 https://www.tcmit.org/
名駅から徒歩圏内ですし、名鉄 栄生駅が最寄りです。
館内展示は大きく2つのゾーン
「繊維機械館」「自動車館」
に分かれており、
トヨタグループの原点である織機の自働化から見学していきます。
いやはや素晴らしい。
もう、言葉が出ないですね。
当時の織機が動態展示されてるのはもとより、
最新の十色織りエアジェット織機が唸りを上げていたり。
ドラフター上に織機の青焼き図面が展示されてました。
これ、頭の中で、カラクリも立体構造も、
全部イメージして、動きをシミュレーションして
組図を描いて部品図バラシしてたわけですよね。
3D-CADで育った設計者には辿り着けない境地です。
もはや手描き作図能力は必要ありませんが、
立体イメージ能力は機械設計者なら、未来永劫必須の能力です。
自動車館でも、かつての国策トラック開発時のエピソードから、
生産技術の進化、600トンプレスやら、
実際に使われていたボデー溶接ラインを移設して動態展示してたりと、
見どころ満載。
社会科見学の中学生を尻目に、夢中でプレス両手スイッチを押してしまった(笑)
そして、豊田喜一郎氏の言葉。
「機械は人間と一体となって完全になる」
現代技術者こそ、胸に刻むべし。
1日中居られる空間です。
また来よう。