終わりのイメージを持つ。

私はよく図書館を利用します。
わがまち町田の図書館は2週間毎に、
訪問先で少し時間が空いた時など、本の海に潜ります。

情報化社会です。
手元のスマホからは、自分に都合の良い&キモチイイ情報しか出てきません。
私たちユーザーの行動履歴は、完全にプラットフォーム側に握られている。
これは現代を生きる上では、ある程度受け容れるしかない現実です。

そんなデジタルMAX・情報偏食な環境から、
お手軽カンタンに距離を取りながら情報を得る方法。
図書館はまさにうってつけ。


紙の本。その手触り、におい、書架の雰囲気。
知識は五感でインプットするもの、という原則を思い出せます。
頭でっかちの現代人よ、今こそ図書館へ行くべし。書店でもよし。

私の場合、読みたいテーマの本を手に取った後は、
何を探すでもなく、書棚の隙間を散策します。
サーっと背表紙を眺める中で、ふと目に留まった本を借りることにしています。

目に留まるのは、自分の内面=ココロの深いところが欲している本に違いない。
直観。直感。

今日はこちら。
・食堂つばめ 矢崎存美著
・会社が消えた日 大西康之著  帯が深い「会社が消えても、人生は終わらない」

わはは。
”会社が消える”系のネタは、当分ひっぱりそうだ(笑)


今、サラリーマンしている方は、自分の会社が消える・潰れる・倒産する、って考えたこと、ありますか。
もっと身近な表現とすれば、会社を解雇される・クビになる、ということです。

縁起でもない!
とか、
うちの会社に限って!
とか、
俺が会社を回してるんだから、クビになるはずがない!
とか、

そんな表面的なリアクションは、さておき。

始まりがある以上、終わりがあるのは、世の必定です。
入社した以上、退社(あえて退職とは書きません)があります。雇用契約の始まりと終わりです。
会社も同様。創業があれば、廃業があるわけです。

多くの勤め人は、その事実から目を逸らしています。
なぜ?
その方が、楽だから、です。
会社の言われた通りにしていればいい。敷かれたレールを走ればいい。マズったら会社の責。楽ちんです。


・・・大丈夫ですか?
このVUCAの時代に、その考え方で、”終わりの後”を生きていけますか?

かつて、私もそうでした。
大きく価値観が変わったのは、ある会社での社長からの言葉でした。


会社を利用しなさい。
使えるものは、なんでも利用しなさい。

その結果、あなたの実力が上がれば、お客様が喜ぶ、あなたはもっと頑張れる、お客様ももっと喜ぶ。
それを見た周りのメンバーもエネルギーが沸く。
おい、あのエンジニアはどこの所属だ?となれば、当社の評価も上がる。
会社の評価は最後でいい。

いいですか。物事に近道はありません。
ひたすら正直に、地道に歯を食いしばって進んだ先に、ようやくゴールにたどり着く。
たどり着いたら、実はゴールじゃなかった。よくある話でしょう。

でも、それでも、地道に進む努力を続けられること。
それが、エンジニア職のすばらしさだと、僕は思う。

エンジニアとして生きる皆さんへの、支援や協力は惜しみません。
それが、あなた方エンジニアが、会社に所属する意味だと考えるからです。
当社に所属する間は、とことん会社を利用して、伸びていってください。


もうずいぶん昔のお話しです。
どこでも通用するエンジニアになれ
このエピソードは、今もってエンジニア・坂本広地をしかと支える基礎部分を成しています。

ふたたび。
「あなたは、会社が消えても、生きていけますか。」

「君たちはどう働きますか」西本さんの力強い直筆サイン入り!感謝!

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