コトの本質。

昨日のじと雨から一転、爽やかな晴れ空の朝。
ジョグを終えて、朝刊を開くと…

衝撃の記事が飛び込んできました。
今朝の読売朝刊から。

6月からの定額減税、給与明細へ金額明記を義務づけ方針…国民実感へ5000万人対象の異例措置 : 読売新聞

【読売新聞】 政府は、6月から始まる所得税と住民税の定額減税について、企業などに対して給与明細に所得税の減税額を明記するよう義務づける方針を決めた。給与所得者…

給与明細への明記を義務化する、と。

定額減税の効果を実感してもらうため、と。

いやはや、なんてありがたいことでしょう。


これ、そこはかとなく、ズレを感じてしまいます。

なんのための定額減税?
これの本質は、なに?
国民にありがたがって貰うようなものなのか?

内向き志向の悪いお手本そのものです。

ありがたみの演出を押し付けられた格好の、
各社の事務方、バックオフィスの混乱が目に浮かびます。

今回の定額減税、その方法がただでも手間が掛かるやり方なのに、
給与明細の記事項目まで変えよと。
義務だからと。
この土壇場で。


毎月毎月、決まった日に給与明細が配布され
ちゃんと給与が支払われる。

サラリーマンには当たり前でしょうが、これって凄いことです。


そして、この方法で"実感"できるのは、
給与明細を受け取る勤め人に限られますね。

そうでない人々は、確定申告でのお楽しみですね。

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