コトの本質。

早朝なら都内縦断も快適。
甲州街道⇨環八への乗り継ぎも、混雑なくスイスイ🏍
早起きは三文の徳。

待ち合わせまで小一時間ある。
時間調整にと久しぶりにファミレスに入ってみて、
驚いた。


時間は朝8時前。
モーニングメニューを提供する、某すかいらーく系のファミレスです。
路面店で100席くらいの、よくあるサイズの店舗。

入店する。誰もいない。
程なくキッチン奥から「お好きな席にどうぞ〜」

…おや?
何名様ですか? とか テーブル席orボックス席?
なんてことは聞かないし、客席への誘導もないのか…。

うーん、一人だけど4人席を使ってもいいのかな?
一抹の不安を覚えつつ、店内を見渡して頃合いの席につく。
ふう。

さて、何頼もうか…
メニューが無い。
あるのはポツネンとタブレットちゃん。

その画面を見て衝撃。
「従業員によるオーダーをご希望の方は、スタッフをお呼び下さい」

なんでもセルフで。ひとりで生きていくんだ。

……マジか。
そして、この瞬間、全てに合点がいきました。

こちらでは、こういうオペレーションを是としている、ということ。

接客しない接客業が成立している!


世の中、人出不足です。残業規制も厳しい。
お店回す人間を絞らなきゃいけない。
考えた。きっと、考えに考えた。
結果、

・自動で出来ることは、自動でやろう。
・配膳は、Bella Botの猫ちゃんロボ。名札も付いてすっかり市民権を得てる。
・お店側で出来ないことは、お客にやらせよう。
(席探す、注文する、ドリンクバー、信じられないがお会計もね!)

セルフ会計のやり方をタブレットでご案内

業務所掌の抜本的見直し、と言えばそれっぽく聞こえるけれど。

レストランという商業施設が提供する価値は何ですか?
そして、今現在の運営スタイルは、その価値を提供できてますか?

本当にそれでいいの?と問いを立てる人は、中には居ないのだろうか。

本質を疎かにする集団の末路は、言わずもがな。


ファミレスに限らず、ここの所「デジタル行き過ぎ感」が強い。
そう遠くない将来、アナログへの大きな揺り戻しがあると思います。

アンケートが始まった。
こういう仕組みは巧みなんだけど。

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