質より量。

何かとコスパが重宝される時代になりました。
時間は有限。資源は有限。
限りがあるから少ない消耗で目的地に達したほうがいいよね。
量より質。費用対効果が高い、コスパが良い方が好ましい。
全くその通りです。

コスパの良い、手頃な値段でとても美味しいワインの図

一方で、普遍的に量が必要な領域もある。
基礎が重要とされる領域。
いわゆる、身体に覚えさせる必要があるもの。

ホームランを打つ方法論は、ググればいくらでも手に入りますが、実際に打つにはトレーニングが必要です。
それも一朝一夕で得られるインスタントなものではなく、量を積み重ねなければならない。
理屈を超えるくらいの圧倒的な量の上に、今日この日の一本が生まれる。

何かに習熟して一流になるのに、人は1万時間の練習(積み上げ)が必要なのだ。

マルコム・グラッドウェルの1万時間の法則として有名です。

1万時間とは、図面を日に5時間描き続けて8年。

これもまた真理で、むしろ、人間が人間的に結果を出す姿としては、絶対量のトレーニングの上に成り立つ方が、それらしいと感じます。

人間の行動はプログラミングとは違いますからね。

世の成功者たちは皆、常軌を逸した基礎トレーニングを重ねているものです。

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