クッション会話の真の価値。

ある日のコワモテ工長との会話です。
「ところで、タコの足は何本か知っとるか〜?」
「知ってますよー 8本です」
「…まだまだやな」
「えぇ?違うんですか」
「8本全部足だとしたら、どない顔洗うねん」
「タコって顔洗うんすかw」
「そらもう、あれだけツルツルしてたら洗う面積相当あるがな。こら、今ワシの頭見たやろ」
「見てませんw」
「でな、あの8本から手ぇを見分ける簡単な方法があるんや。わかるか〜?」
「うーん…わかりませんねぇ」
「ふふふ。チョイとアタマを小突いてみ。イタタって上がる2本が手や」
「んなアホなwww」

こんな会話、めっきり減りましたね。

業務効率化が究極に進んだ姿が、現在の、特にホワイトカラーの無言職場です。
隣の先輩ともメールで会話するのも、もはや笑い話では無くなった。

マニュアル通り、事前に要点を整理して、順序よくホウレンソウ。
たしかにこれならメールで充分。
煩わしい会話なぞ不要…と、どんどん楽な方に流れています。

だからこそ、冒頭のような「ムダ話」に、自然に付き合える人間は貴重で、そのような人財は、今後も価値が高まるでしょう。
真にムダ話なのかどうかは、その会話を活かすか否か。人間関係(ひとづきあい)の潤滑油になる、という時点で、すでに有益なのです。

イケメン付箋も会話のきっかけに。ほしい(笑)

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